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まるで日本の武士の甲冑!ウクライナが開発した全身防護ボディーアーマー

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©RAROG Tactical Gear

ウクライナの防護装備メーカーRAROG Tactical Gearが、頭部から膝までを覆うモジュール式のボディーアーマーを開発した。首や肩、腰回りに防護部材を追加した外観は、日本の武士が身に着けた甲冑を思わせる。砲撃や爆発による破片の脅威が続くウクライナの戦場で、兵士の防護範囲を広げることを狙った装備だ。

軍装専門メディアSPARTANATは2026年10月22日、この装備を紹介した。構成の中心となるのは、同社のボディーアーマー「L500」で、ヘルメット、首周辺の防護部材、肩部の防護パーツ、側面パネル、腰から垂れ下がるスカート状の防護部材などを組み合わせている。

特徴的なのは、一般的なボディーアーマーでは防護が手薄になりやすい部位まで覆おうとしている点だ。胴体を防護プレートで守るだけでなく、首や肩、下腹部、腰回りなどにも防護を広げ、破片による負傷のリスクを低減することを目指している。この構造は、日本の伝統的な甲冑との共通点も多い。武士の甲冑には、肩を守る「袖(そで)」や、胴から垂れ下がって腰回りを保護する「草摺(くさずり)」などがあった。RAROGの装備も、胴体を中心に追加の防護部材を配置することで、露出する部分を減らそうとしている。ただし、日本の甲冑を参考に設計したとメーカーが明言したわけではない。

一方、防護範囲の拡大には課題もある。装備が重くなれば、走行や伏せ姿勢、乗り降りなどの動作が制限され、兵士の疲労も増す。RAROGは機動性や快適性を維持しながら、防護範囲を広げる構想を示しているが、今回紹介された全身装備の総重量や、各部位の防護性能を示す試験結果は確認できない。ベースとなるL500について、メーカーはセラミックプレート込みで約7kgと説明し、10mからのB-32機関銃弾に耐える性能をうたっている。ただし、この数値はベストに関するもので、追加部材を含む全身装備の重量や防護性能を示すものではない。

今回の装備は、現代の兵士を守るうえで、防弾プレートの防護力だけでなく、首や腰回りなども含めた防護範囲が重要であることを示している。今後は、実際の総重量や防護試験の結果に加え、ウクライナ軍への採用や実戦での運用が確認されるかどうかが注目点となる。

参考資料

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