2019年ロシアで800万人を動員し、40億円の興行成績を達成したロシアN1のメガヒット作品
砲弾が炸裂する瞬間が見える
この映画の大きな特徴はスリリングな映像と視覚効果にある。この作品のために本物のT-34戦車を数台製造している。リアルな戦車が車両を踏みつぶしドリフトする。パンツアー戦車なども登場する戦車同士の戦闘シーンはリアルであり迫力十分。そして、VFXなど最新の映像技術を使った映像。実はロシアはこの手の映画を得意にしており、侮るなかれ。砲弾がすれ違うさまや、発射から砲弾が炸裂する瞬間をスローモーションで表現するシーンはこの映画の最大の魅力であろう。砲弾が戦車に当たるとどうなるのかが良くわかる。
ロシアではIMAXで上映されたらしいのだが、日本では今のところ、その予定はなさそうだ。IMAXで見てみたい映画だ。
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ストーリー
独ソ戦が始まった1941年。前線へ初めて出るも戦いに敗れ、ドイツ・ナチス軍の捕虜となってしまったロシアの新米士官イヴシュキン。それから3年後、戦車の士官であることがわかると、収容所で行われているナチスの戦車演習のため、ロシアの最強戦車T-34を操縦することを命令される。同じく捕虜になった仲間たちと再び隊を組み、戦車の整備と演習への準備期間が与えられた。しかし、その演習では弾を装備することはできず、ひたすらナチスの戦車から逃げ惑うことしか許されない。命令に背いても、演習に出撃しても必ず死が待っている。しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、あまりにも無謀な脱出計画を実行に移す。果たして、決死の作戦は成功するのか―!?
公開情報
監督・脚本:アレクセイ・シドロフ 製作:ニキータ・ミハルコフ、ルベン・ディシュディシャン、アントン・ズラトポリスキイほか
出演:アレクサンドル・ペトロフ、イリーナ・スタルシェンバウム、ヴィンツェンツ・キーファー、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ、アントン・ボグダノフほか
2018年/ロシア/カラー/スコープサイズ/ロシア語・ドイツ語/113分
字幕翻訳:櫻田美樹 字幕監修:浪江俊明 配給:ツイン 宣伝:スキップ
© Mrs Mi Entrtinmnt, Ami, Russi On, Trit Stui 2018
公式サイト:< hrf="http://t-34.jp/">T-34.JP[ad]>
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