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MG 338|米特殊作戦軍の新しい汎用機関銃

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SIG SAUER MG 338|米特殊作戦群の新軽機関銃

SIG SAUERはアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)に対しSIG MG 338及びMG338マガジン、弾薬、サプレッサーの一式の購入と納入が完了した発表した。MG 338がSOCOMに導入されたことで米軍に新しい口径の機関銃が誕生したことになる。

現在の機関銃の隙間を埋める軽機関銃

SIG SAUER MG 338|米特殊作戦群の新軽機関銃

米軍の機関銃はM249軽機関銃(5.56mm)M240汎用機関銃(7.62mm)M2ブローニング重機関銃(12.7mm)の3つが現在、主力機関銃として採用されている。MG338はM240とM2の間を埋める新しい口径(8.6mm)の機関銃となる。約40年にわたって米軍に使用されている現在のM240よりも大きい口径になるがM240の重量12.5kgに対してMG338は僅か9Kgと、軽量化を実現していながらも、射程と威力が大幅に向上している。役割としてはバイポッドを使用した固定射撃に車載搭載用銃器になると思われ、M240のような汎用機関銃になると思われる。

スナイパーライフル並みの射程と威力

SIG SAUER MG 338|米特殊作戦群の新軽機関銃

MG 338が使用する弾薬は名前に由来する.338ノルマ・マグナム弾を使用する。スウェーデンのノルマ社によって開発された弾薬の口径は8.6×70mmになり、主にスナイパーライフルに使用される長距離弾丸になる。これを機関銃に採用したことにより、射程は2000~2500mにも及び、スナイパーライフルと同等の威力を持ってフルオートでの弾幕を張ることができる。射程だけで言えば50口径の12.7mm弾を使用する重機関銃のM2ブローニングと同等になる。発射速度は毎分600発、最大5000発が発射可能だ。銃にはSIG独自の反動軽減 ショートストロークガスピストンシステムを使用しており、高威力ながら反動を抑えている。また、最新のマルチキャリバー、モジュラーシステムを採用し、M240と同じ7.62x51mm弾仕様に簡単に換装できる。

MARSOCがテスト

MG338はUSSOCOMの厳しい機能テスト、耐久テスト、安全性テストをクリアしている。テストを行ったのは米海兵隊特殊部隊MARSOC(マーソック) になる。落下、様々なストレス化に晒した上で全てのテストをクリアした。

SIG SAUER、Inc.社長兼CEOは以下のように述べている。
「MG338は米軍が数十年ぶりに導入する新しい機関銃、弾薬、サプレッサー一式になる。すべての部品が1つの会社に由来することで、地上部隊に新しいイノベーション、携帯性、および致死性をもたらしました。この認証は、USSOCOMが定めた広範囲で厳しい機能・耐久性・安全性テストに合格し、MG 338システムの卓越した性能について認証されました。」

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