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米海兵隊は5日、黒人のジョージ・フロイド氏が警察の過剰な取締りにより殺害されたことに端を発した一連の人種差別問題をふまえ、南北戦争時に使用された南軍の旗の掲示、使用全面的に禁止した。決定の理由は、南軍の旗が過激派の白人至上主義者や人種差別主義者や暴力的なグループによってしばしば象徴として使用されているが、米軍、海兵隊にそのような信念は一切なく、彼らと混同されるのは良くないとの判断からになる。
黒人奴隷を存続しようとした南軍
海兵隊が定めた新しいルールでは、海兵隊の基地と職場全体、および車両、衣服、カップ、ポスター、旗など全ての物に対して、南軍の軍旗とそのシンボルを使用できなくなる。一部例外はあり、歴史的展示、南軍兵士の墓地には南軍の旗を掲げることができる。
米陸軍では南軍にまつわる名称を変更に
米陸軍が運営する基地、施設のうち、南北戦争時に奴隷制度を擁護した南軍の司令官の名を関した基地の名称を変更することを検討していると陸軍当局者が明らかにしている。南軍の指導者の名を関した陸軍の施設にはノースカロライナ州のフォートブラッグや、テキサス州のフォートフッド、バージニア州のフォートAPヒルなどがある。