

イギリスとノルウェーは共同でウクライナへの軍事支援として、マイクロドローンのBlack Hornet(ブラック・ホーネット)を提供する準備を進めているとノルウェー政府が24日に発表しました。
Black Hornetを開発製造するTeledyne FLIRから総額931万ドルでドローンとスペアパーツを購入する予定で輸送費とトレーニング費を含む一式、ノルウェーが 4,136 万ドル を拠出した英国主導の基金を通じて行われます。
Black Hornetとは
Black Hornetはノルウェーの Prox Dynamics社が開発し、その後、アメリカのTeledyne FLIRが開発製造を行っている軍用のナノドローン。2013年にFLIR Systemsによって発売され、イギリス陸軍が採用。これまでに第3世代が開発され、3世代目の「ブラックホーネット3」は2019年に米陸軍が正式採用しています。赤外線カメラを搭載、全長166mm、重量33gのポケットサイズで無音飛行するこの偵察ドローンは米軍の他、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツ、トルコ、ノルウェー、オランダ、ポーランド、ニュージーランド、インド軍が配備するなど採用が広がって、おりFLIR社の発表ではこれまで12,000機以上を販売しています。
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超小型のため、飛行範囲(2km)、高度、航続時間(25分)は限られていますが、視認性が低く、低音とステルス性が高く、近接監視や市街地戦に適しており、GPSに頼らない設計で建物内部に潜入して情報収集することも可能です。
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