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米特殊部作戦軍が特殊部隊用のPDWとしてSIGのMCX Rattlerを採用

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Photo Sig sauer

アメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)は特殊部隊員用の個人防衛火器(PDW)として、SIG SAUER社のMCX Rattlerのショートバレルモデルの採用を決定しました。

USSOCOMは5月19日、Sig社に同社のMCX RattlerショートバレルライフルをPDWとして、5年間の固定価格契約を締結する旨の意向を示す通知を発行、米国政府の公式調達サイトに明示されました。意向とあるように正式契約はこれからになります。契約にはサプレッサー、マガジン、クリーニングギアに加えて、追加の部品とトレーニングが含まれる予定です。

USSOCOMは2017年以来、M4A1よりもコンパクトで持ち運びが容易でありながら、SOCOMオペレーターにより多くの火力を与えることができる銃器を調査およびレビューしてきました。長年にわたる継続的な市場調査の結果、SIG SAUERがUSSOCOMの要件を満たすことができる唯一のサプライヤーであると結論付けました。

MCX Rattler

Photo Sig sauer

SIG Rattlerは、SIG社のMCXシリーズの超コンパクトライフルです。口径はNATO基準の5.56 x 45mmと最近、法執行機関の特殊部隊の間で採用が広がっている拳銃弾と小銃弾の中間弾薬である7.62 x 35mm口径の.300ブラックアウト(.300blk)の2つがあります。この2つの口径はマガジンとボルトが共有できるのが特徴で、チャンバーとバレルは素早い交換が可能です。SOCOMが期待しているのは.300blkになるとされ、.300blkには高速弾とサプレッサー使用時に高い静音性を発揮する亜音速弾の2つが開発されています。射程は短いですが威力が高く、後者は隠密作戦に向いています。

重量は最大3kg、バレル長は140mm。全長は口径によって変わり、5.56mm口径の場合は584mm、.300blkの場合は597mm、バットストックを畳むと100mmほど短くなり、MP5K(クルツ)に匹敵するコンパクトさを実現、CQBのシナリオに最適な銃です。アッパーにはピカティニーレール、ハンドガードにはM-Lokを採用し、拡張性にも優れます。アンビシステムを採用し両利きに対応しています。

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