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DARPAが大型長距離水上飛行艇・地面効果翼機を開発するリバティリフター計画始動

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DARPAが大型長距離水上飛行艇・地面効果翼機を開発するリバティリフター計画始動
image DARPA

アメリカの国防高等研究計画局(DARPA)は大型で長距離飛行が可能な水上飛行艇・地面効果翼機(WIG)を開発するLiberty Lifter Program(リバティリフター計画)を開始したことを発表しました。DARPAは昨年8月にWIGに関するRFI(情報依頼書)を公表しており、開発の検討を行っていることは知られていました。

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水上飛行艇・地面効果翼機の両方を併せ持つ

リバティリフター計画は、滑走路に依存せずに水上で離発着を可能な大型で長距離飛行可能な双機タイプの輸送用水上飛行艇・地面効果翼機(WIG)を開発する計画になります。実現すれば、滑走路や港湾施設のない離島に既存の海上輸送をはるかに超えるスピードで物資を届けることができます。ペイロードは軍の大型輸送機と変わらない100tほどで、広い戦域範囲に効率的な部隊と兵器の展開を可能にします。

リバティリフターの最大の特徴は飛行艇とWIGの2つの要素を併せ持っていることで、飛行艇としては最大1万フィート(3000m)の平均海面高度 (MSL) までの高度で飛行。WIGとしては水面100フィート(30m)以下を飛行、これによりレーダーに探知されにくい高度をより高速で飛行可能になります

リバティリフターは低コストで革新的な破壊的水上飛行機を設計、構築、浮上、および飛行することを目的としており、船の製造に似た低コストの製造技術を使用して構築されます。

アメリカはインド・太平洋における中国の海洋進出を警戒しており、大小多くの島々で構成される同地域における作戦展開能力の向上のため、水陸両用機の開発に着手し始めています。

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Source

https://www.darpa.mil/program/liberty-lifter

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