

防衛省・海上自衛隊は2020年11月19日(木)、三井E&S造船 玉野艦船工場にて海上自衛隊の新鋭護衛艦「くまの」の命名式および進水式を実施をしました。「くまの」は海上自衛の未来を担う新しいクラスのステルス護衛艦です。
一番艦より先に二番艦が進水
11月19日、三井E&S造船玉野艦船工場において、新型護衛艦「くまの」の命名式・進水式が行われました。「くまの」は、コンパクト化と省人化を両立した新しい護衛艦です。明日、進水の瞬間を含めた式典の動画を公開しますのでご期待ください。#海上自衛隊 #HappyBirthday #FFM pic.twitter.com/TXQPv688IJ
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) November 19, 2020
「くまの」はこれまでの海上自衛隊の護衛艦と比べて非常にコンパクトで、全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、基準排水量は3900トンになります。また昨今の自衛隊の人手不足を顧み、多くのシステムが自動化されており、乗員数は90名になります。2018年に進水した「まや型」護衛艦の乗員が300名なので、その少なさが分かると思います。システムを自動化し、少数の人員で艦を運用する省人化は世界的な流れになっています。海上の警備・警戒任務に対艦、対潜、対空戦能力といった従来の護衛艦の任務の他に、これまで掃海艇の役割だった対機雷の能力を有しており、また、逆に機雷を設置することも可能であり、多機能艦といわれる由来です。