

戦死・殉職すると階級が上がる”特別進級”こと「特進」。戦死、殉職ともに滅多にない日本では聞くことは少なく、警察ドラマの殉職シーンでたまに聞く位のワードだ。この特進という制度は実は世界的に一般ではなく、国によって制度も異なる。特進の事例についていくつか紹介する。
日本
特進とは職務階級が明確な自衛隊員や警察官、消防士、海上保安官などに設けられている慣習の一つ。通常一つづつしか上がらない階級だが、戦死・殉職した際は命をかけて職務を全うした功績を称えて、生前の階級から二つ階級が上がる、二階級特進が慣例になっている。死亡退職金や遺族年金では、特進後の階級を基準とされる。