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ウクライナでのPMCワグネルの死傷者は3万人以上、9割が囚人兵

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More than 30,000 PMC Wagner casualties in Ukraine, 90% prisoners

ロシアの民間軍事会社(PMC)ワグネルのウクライナでの死傷者は3万人以上に上っており、囚人の徴集が始まった昨年後半以降はそのほとんどが囚人兵になっています。

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アメリカ国家安全保障会議の戦略的コミュニケーションのコーディネーターであるジョン・カービーが2月17日に行った記者会見によれば、ワグネルはウクライナでの戦闘で少なくとも9000人の戦死者を出し、3万人以上が死傷していると報告しました。特に被害が多くなっているのは東部バフムトを巡る攻防が激しくなった昨年12月頃からになり、戦死者の約半数は12月中旬以降にカウントされています。分析によればウクライナ軍が強固な防御陣地を敷く、この地でワグネルは新兵、主に囚人兵を何も考えずに戦地に放り出して大砲の餌として扱い、非人道的な戦い方を強い、文字通りの肉挽き器に放り込んでいる状態です。刑務所から徴集された囚人兵はろくな訓練も装備も与えられておらず、多くが死傷、12月以降のワグネルの死傷者の9割は囚人兵であるとカービー氏は述べました。

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ワグネルは昨年までに少なくとも3万人規模の囚人を徴集しており、アメリカの発表が事実であれば、既にそのほとんどが戦場から居なくなったことになります。バフムトではロシア側が前進しつつあるとされていますが、損失に見合う戦果とは言えませんが、ワグネルは今後も囚人兵に依存した戦いを続け、それを弱める兆しはないとカービー氏は述べていますが「ウクライナ人は、ドンバスを越えて強力な防御線を維持し続けると私たちは信じています。」とも述べています。

バフムト攻略に力を入れるワグネルですが、カービー氏によればバフムトはロシアにとって戦略的価値はなく、バフムト攻略戦はロシア国防省が主導というよりも、プリゴジン氏を始めとしたワグネルグループによってほぼ独占的に進められている作戦のようです。

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Source

Press Briefing by Press Secretary Karine Jean-Pierre and NSC Coordinator for Strategic Communications John Kirby

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ミリレポ編集部中の人
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