

米海軍特殊部隊ネイビーシールズ(Navy Seals)には8つのチームがある。各チームには1~10の数字が振られており、2つの番号が欠番になっている。一つは別のチームに割り振られ、もう一つは存在しないことになっている。しかし、この存在しない番号のチームが存在する世界がある。
6と9が欠番
米海軍特殊部隊ネイビーシールズは世界で最も有名な特殊部隊の一つだ。数々の映画やアニメ、ゲームに登場している。シールズは2つの特殊戦グループと8つのチームに分かれており、各チームには1~10の番号が振られている。チームは8つしか無いので2つの番号が欠番となるわけだが、それが”6”と”9”だ。しかし、6はシールズから独立したDEVGRU(デブグル)と呼ばれるチームに割り当てられており、DEVGRUは”チーム6”とも呼ばれる。DEVGRUはシールズよりもレイヤーの高いTier1に分類され(シールズはTier2)、デルタフォースと並び米軍最強の特殊部隊隊と知られ、隊員はシールズから選抜されている。それがシールズではないのにチーム6といわれる理由だ。となると、本当の意味での欠番は”9”になる。チーム9に関しては今のところ本当に存在していない。
チーム9が存在する世界
しかし、このチーム9が存在する世界がある。もちろんリアルではなく、架空の世界だ。架空で登場した”チーム9”について紹介する。
ヨルムンガンド
武器商人ココ・ヘクマティアルと傭兵たちの日々を描いたアクションマンガ・アニメ。アニメ版の第10話「Dragon Shooter phase.2」に”ナイト・ナイン”と名でチーム9が登場する。シールズの極秘部隊として夜戦を得意とする部隊でイラクやアフガニスタンで活躍していたという設定。逃げるココたちを追撃する。「今まで見た中で最強の連中」と言わしめるほどの協力な相手。
HAWAII FIVE 0
2010年から2020年にかけて放送されたアメリカの警察ドラマ。シーズン2・エピソード3「狙われたシールズ」で登場する。シールズが麻薬カルテルのボスを殺害したために命を狙われるという話でハワイに駐屯するシールズ隊員が殺されるのだが、所属はチーム9となっている。エピソード10「偽りの希望」でも再度登場し、そこでは北朝鮮に捕らえられたスティーヴ中佐を救出に北朝鮮に潜入している。
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実は他にもあるチーム”シールズ”
実は米国防省はシールズのチーム数を公表していない。8チームしかないというのは公式の数字ではない。シールズには予備チームといわれる2つのチームがあり、その2つには17と18が割り当てられている。つまり、11~16が空いているのだ。もしかするとシールズは私たちが知っている数の倍のチームが存在しているかもしれない。